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ネパールで広がる若者デモ ― 現場の声から

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突如始まったネパール政府のSNS規制に、現地若者が猛反発

2025年9中旬、当組合からも多くの人材を受入れているネパールで若者を中心とした大規模デモが起こりました。
発端は現地政府によるSNS規制。LINEやFacebook、YouTubeなどのメインSNSが遮断され、多くの若者が「声を奪われた」と感じました。

「SNSは遊びではなく、情報を得て仲間と意見を交わす場所なんです。」(カトマンズの大学生)

抗議は急速に拡大し、首都から地方都市へと広がり、首都カトマンズの空港も閉鎖されたようです。
当初は平和的な集まりでしたが、治安部隊との衝突により催涙弾や実弾が使用され、72名が死亡、2000人以上が負傷する深刻な事態となりました。

「就職の機会もなく、政治家は汚職ばかり。規制は最後の一押しでした。」(地方都市の若者)

混乱を受けてオリ首相は辞任。
議会は解散され、暫定政権が発足しました。新たな選挙は来年3月に予定されています。
一方、観光業には大きな打撃が及び、ホテルやツアーのキャンセルが相次ぎました。

「僕らはただ、公平に生きたいだけなんです。」(デモ参加者)

今回のデモは、Z世代が求める透明性や公正さ、自由な情報アクセスへの強い願いを示しました。
これはネパールに限らず、世界各地で共通する課題でもあります。

ちょうど当組合のネパール人スタッフが、出張で現地を訪れておりましたが、無事に日本に戻ってきました。
予定では日本人スタッフも一名追いかけるように渡航するはずが、直前でキャンセルとなりました・・・

現在は現地の状況も落ち着いており、日常に戻ってきているようです。
不安定な情勢が続くようであれば、人材の受入れにも大きな影響が出てくることを懸念しておりましたが、とりあえずひと安心です。

来春には新たなリーダーも誕生するということで、これからの新生ネパールに期待していきたいところです!
(新リーダーは、ネパールの若者からも絶大な人気を誇る35歳の現カトマンズ市長の就任が既定路線?のようです)

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