ネパール人材がよく言うフレーズ?

当組合では、入国前の技能実習生や特定技能人材に対し、現地での日本語集合教育とは別に、日本人講師による少人数のオンライン授業も実施しています。
先日、ネパール人材とのオンライン授業を見学する機会がありました。
その中で、ある日本語のフレーズが何度も耳に飛び込んできました。
それは…… 「はい、先生!」 という言葉。
授業を受けているネパール人の候補者たちは、男女問わず、講師の問いかけに対し、揃って「はい、先生!」と元気よく返事をしていました。
よく観察してみると、本来「はい、わかりました」や「はい、そうです」と返すべき場面で、彼らは一律に「はい、先生!」を使っているようです。どうやら、すべての 「YES」 の返答がこのフレーズに統一されているようでした。
思い返してみると、これはネパール人材特有の習慣かもしれません。
他の送出し機関や日本語学校で学んだ方々も、同じように「はい、先生!」を多用されていました。一方で、他の国籍の方々からは、ほとんど聞くことがありません。
おそらく、これはネパールの日本語教育の中で自然と培われた文化なのかもしれません。
授業中、講師の話に一生懸命耳を傾けながら、次々と繰り出される「はい、先生!」。
その光景を眺めていると、ネパール人の素直で前向きな性格も伝わってきて、思わず微笑ましくなる瞬間でした。