外国人材受入れの新たな選択肢 – なぜ今、ネパールなのか?

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ネパール人材が熱い!

外国人材の受入れ状況が、ここ数年で大きく変化しています。
かつての主要国であったベトナムは、現地の経済発展に伴い日本を目指す人材が減少傾向にあります。

インドネシアやミャンマーといった国々も注目されていますが、宗教的な配慮や現地情勢の問題から、受入れを躊躇される法人様も多いのが現状です。
そんな中、私たちが次の受入れ国として注目しているのが「ネパール」です。

<ネパールの現状>
・技能実習生受入れ数:第8位(今後の伸びしろが十分にある国)
・在留留学生数:中国に次ぐ第2位の留学生大国
・今後の展望:留学生⇒特定技能などの労働ビザで日本に送り出すことへシフトチェンジ(ネパール政府が推進)

国民の多くはヒンドゥー教徒です。
そして、ネパールの方々の性格を個人的な肌感覚でお伝えすると・・・たくさんあります!
以下、列挙してみました。

①とにかく優しい。思いやりもあって、家族や仲間を大事にする
②時間にはたしかにルーズな側面もある
③おおらかでみんな仲良し。人間関係の悩みが少なそう
④協調性が断トツに良い。仲間のためならすぐに駆けつけて、協力してくれる

特に④の協調性に私もいつも感心させられます。
ボランティア活動などにも一番積極的なのはネパールの方じゃないかと思います。

理由の一つで言われているのが、ネパールにあったカースト文化の影響です。
同じ階級・同じコミュニティの人たち同士で協力して生きていくしかない時代がありました。
そういった社会の中で、やはり仲間と競い合うのではなく、助け合う精神文化が若い人たちの中でも残っているのかもしれません。

また、日本と同じように災害も多い国で、2015年にはネパール大地震も起きました。
災害時、諸外国では営業停止となっているスーパーマーケットに住民が無許可で入り、商品を奪い合うという状況も珍しくありません。
ネパールではそういった強盗や暴動も一切なく、皆が助け合って困難を乗り越えていったようです。

まだまだアジア最貧国の一つであるネパール。
物価も高騰する中で、首都カトマンズの若者ですら満足な収入を得られる仕事は少ないと言います。
現地には日本語学校も多く、日本行きを希望する人材がどんどん増えている状況です。

特に介護職では、現場で求められる「思いやりの心」「チームワーク」など、ネパール人材との相性も良いと感じています。

ぜひ今後の外国人材受入れの際に、ネパールも選択肢の一つとしてご検討ください!

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