結局いくらくらい費用がかかる?
多くの方が気にされているのは、やはり外国人材を受入れる際の諸費用のところです。
福岡県で外国人材の技能実習生1名を受入れるのに必要な初期費用を、ここで説明していきたいと思います。
(金額は相場になります)
【組合加入費:約1~10万円】
まずは技能実習生の受入れの際に、監理団体との業務委託契約が必要になります。
それに伴い、多くの監理団体は協同組合の形式を取っているため、組合加入費を頂いております。
【現地送出し機関への教育費用:約1.5万円】 ※介護職の場合は、15~25万円
入国前に約6か月程度、現地で受講する日本語や生活マナーの講習費です。
介護職の場合は、入国前に日本語レベルの条件をクリアする必要があるため、その他の職種と比べてコストがかかります。
【日本行きの航空券代:約5~8万円】
これも国や航空会社によって金額は異なりますが、チケット代は受入れ法人様で負担となります。
【入国後講習費用:約6~8万円】 ※介護職の場合は、約10~13万円
技能実習生の場合は、入国後も約1か月間の入国後講習を行います。
この期間は、講習会場近くの寮での生活となるため、その分の費用も含まれます。
【入国後講習手当:約6万円】
入国後講習時は、当然給与は発生しません。
ただし、講習期間一か月間の生活手当を、受入れ法人様から支給することとなっています。
【健康診断費:約0.8万円】
雇入れ時の健康診断費用です。入国後講習期間中に受診します。
【外国人技能実習総合保険:約2.5万円】
病院等での医療費は、技能実習生も保険証の提示で自己負担は3割です。
ただし、上記の総合保険に加入することで、3割負担分も保険金として返ってきます(実質自己負担なし)。
こちらは、技能実習制度では加入が必須となっております。
以上が初期費用の詳細です。
監理団体によって、上記の項目はほとんど同じですが、費用にはバラツキがあるのが現状です。
これを踏まえると、受入れ法人様が監理団体に支払う費用は、実習生一人につきおおよそ25~40万円が相場かと思います。
介護職の外国人材の場合は、40~60万円程度になります。
それとは別で、寮の契約初期費用や家財等の準備費用も考慮しておく必要があります。
また、ランニング費用としては、技能実習生受入れ後に【月額監理費:2.5~5万円(1名)】がかかってきます。
ちなみに、当組合の初期費用は約28万円(介護職の場合は45万円)となってます。
初めて受入れを検討されている法人様は、
どこにどれだけの費用がかかってくるかわかりづらい部分もあるかと思いますので、ぜひ参考にされてみてください。
少なくとも3年間はお付き合いの続く監理団体。
費用ももちろんですが、フォロー体制や担当者との相性なども大事になってくるかと思います。